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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『AIの弱点と人間がAIに勝るもの』

AIの弱点と人間がAIに勝るもの!


【確実に世の中を変えていくAI】
AIは加速度的に進化をつづけるでしょう。
現在のAIは、プログラムの超発展版のようなもので、AIが存在するためには人間がAIをつくり出さなければなりません。
つまり、ものすごく単純な言い方をしてしまうと、AIをつくり出すには人間がプログラミングをし、大量のデータを学習させなければAIがAIとしてこの世に出現することはないのです。

それがあと10年もすればAI自身が自分よりも優れたAIをつくり出せるようになります
つまり、AI自体が自己増殖すると同時に自己進化する時代がやってくるのです。

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現在はスマートフォンという大変便利なものが使用されていますが、20年前を思い起こしてください。
20年前というと、通話しかできない携帯電話がやっと普及し始めた頃です。
携帯電話という名前の通り、電話機能しかありませんでした。
まさしく手に持てる電話といった感じで、大きくて重いものでした。
それが、いまや小さなパソコン(スマホ)を持ち歩ける時代となったのです。
もしかしたらAIの進化は携帯電話以上のスピードを持って時代を変えていくかもしれません。

AIが人間の許可なく、指示なく、勝手に自己増殖し、自己進化をしていった場合、映画「ターミネーター」のようにAIが人類を支配する世の中が現れても不思議ではありません。
人類を淘汰するかしないかという問題は別途ありますが、人間がAIを使うのではなく、人間がAIによって生かされている社会となる可能性は十分にあります。

そして差し当たっての心配は、AIが人間の仕事を奪っていくことでしょう。


AIは本当に万能なのでしょうか?
シンギュラリティ(特異点と呼ばれる。意味は、人工知能が人類すべての知識・知能を超える時点のこと)以降はさておき、現在のAIはまだ人間の便利な機械・装置の一部というものにすぎません。
ですが、地球上のありとあらゆる知識を持ち合わせ、人間の指示命令なしに独自に判断するようになった場合、なにが起こるか本当のところは研究者も誰も分からないのです。


【AIと人間の違い】
とても大切なことを伝えます。
AIはどんなに進化しても、生命を持たない機械(高度なプログラム)にしか過ぎません。
人間の言葉を理解し、会話をし、人間の感情のようなものを持ち始めたように見えたとしても、それは単なる人間から学習したデータでしたないのです。
決して、喜怒哀楽をはじめとした人間が持っている心の作用ではないのです。

簡単にいってしまうと人間とAIの違いは
① 人間は命ある生命体であるが、AIは生き物ではない。
② 人間には心があるが、AIには心がない。

ということになります。

 

【未来におけるAIが持つ危険性】
そんなことは分かっているという方もいらっしゃるでしょう。
ですが、未来において、必ずAIロボットの存在を人類と同格として扱おうとする思想や活動が現れてくるでしょう。
同等・同格ならまだしも、AIロボットのほうが人類より優れている、という思想を持つ人間も現れるはずです。
そうした人物がもし、AIを生み出せる立場にいれば、AIを自由に操作できる立場にいれば、AIを自らの欲望を満たすための道具として使い、他の人間を支配するかもしれません。

人類の歴史を見る限り、独裁者や他国、他民族を不当に支配する不幸なことが数多く起こっています。
今度は人間が人間を支配するのではなく、それがAIに変わるかもしれないのです。
相手が同じ人間であれば、闘うことも打ち負かすことも出来るかもしれませんが、人類の知性を凌駕し、ありとあらゆる情報を持ち、人間社会に入り込んだAIには到底生身の人間では太刀打ちできないでしょう。 

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【AIの弱点と人間の優れた点】
AIよりも人間のほうが優れているところがあります。
先ほどAIには心がないと言いましたが、ポイントはそこです。

心の作用として生まれてくるもの、その一つが「芸術」です。
AIは、過去の絵画や音楽をデータとして学習し、名画や名曲の傾向性、法則性を見つけ出し、新たな名画、名曲を作ることは出来ます。
ですが、それが本当に名画、名曲と呼べるでしょうか。
人間の心を打つような絵や人間の感情にうったえるような曲になるでしょうか。
わたしは単なるデータの分析だけでは、名画、名曲は生まれないと思っています。

そこには新しいものを生み出す「創造性」が必要です。
別な言い方をすれば、人の心に何らかの印象、影響を残すことが必要なのです。

人の心を感動させる名画や名曲は理論では生まれません。
もちろん絵の技術、作曲などの音楽理論は当然大切です。
ですが、理論通り曲を作っても、絵の技術を駆使しても、その作品が人間の心を捉えるとは限りません。
不十分です。

そこには理性や知性だけではつくり出せない世界があるのです。
それは人間の心が持っている感性や悟性が生み出すものです。
感性と悟性をAIが持つことは出来ません。

ですから、芸術的に優れた感性と研ぎ澄まされた悟性から生まれてくる芸術作品をつくり出すことはAIよりも人間のほうが優れているのです。
短歌や俳句、小説、絵などはAIが苦手とするものなのです。

これを仕事の話に変換すると、「創造性の高い仕事」「クリエイティブな仕事」はAIが苦手とする分野であり、人間の方が優れているということになります。
ですから、「非常識な発想」「いままでにないアイディア」「独創的な作品」「類似がない個性的作品」を生み出せるのは人間のほうに軍配があがります。


これを現在の職業に当てはめれば、
漫画家、アニメ制作、テレビ番組制作、作詞家、作曲家、編曲家、アーティスト、絵描き、格闘家、武道の師範、放送作家、落語家、漫才、俳優、プロスポーツ、さまざまなキャラクター創造の仕事などに当たります。
これらの職業はAIに奪われにくい職業です。


二つ目のAIが苦手とする分野は「マネジメント」です。
別な言い方をすれば「リーダーシップ」と言ってもいいでしょう。
人間はプログラムされたロボットのように同じ思考や行動をしません。
世界中の人間の一人ひとりが違う個性を持っています。
同じ集団にいる泣か仲間通しであっても、ある人が考えることと別の人が考えることが違うのです。
そのうえ感情も人によってマチマチです。
バラバラの個性を持つ生身の人間をまとめ上げ、集団(組織)の目的を達成するために集団を同じ方向で動かすことは理屈ではありません。
そこには人間力ともいえる力が必要です。
決して方程式のようにこうすれば集団がまとまるといったことはありません。
心を持たないAIは、単に理論だけで判断してしまいます。
人は理論で動くのではなく、感情で動くものです。


三つ目に「交渉」「営業」「サービス」などの分野もAIは苦手とするものです。
心がないAIは相手と交渉してもデータに基づく理論で交渉、営業してしまいます。
人間であれば、相手の感情を汲み取りながら話を進めることが出来ます。
それがAIには不得意なのです。
経済活動を見ても人間の心理が影響しているところが大きいと言われています。
人間の購買活動には、理論ではなく感情が大きく作用しているということです。
結局、心を持たないAIは、本当の意味で人間の心を理解することは出来ません。
もし、理解出来ているように見えたとしても、それはデータによる単なる情報でしかありません。

これを仕事のことでいうと、交渉力、説得力、人が感動するサービスが必要な職業はAIに奪われにくい職業となります。

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【若い人の職業選択へのアドバイス】
これは特に若い人たちに言いたいのですが、これから増々AIの進化によって世の中は便利な時代となります。
ですが、その時代の中でAIに仕事を奪われず生き残り、なおかつ活躍できる人材となるためには、アナログな面を磨くことです。
最先端技術と反対に見える能力を磨くことです。

別な言い方をすれば、人間だけが持つ心の力に目覚めることです。

人の心を大切にし、人の心に良い影響を残し、人の心を幸せな気持ちで満たし、人の心の不安や恐怖を取り除き、疲れ傷ついた人の心を癒し、人の心に楽しさを与える。
そうしたことを磨くことです。
そうしたことを大切にして仕事をすることです。
一言で言ってしまうと「誰かのために心を込める」ということです。
これはAIが何百年たっても出来ないことなのです。

知識や情報の多さではとうてい人間はAIに太刀打ちできません。
判断力、分析力では人間はAIの足元にも及びません。
ですが、AIには「心」がありません。
おかしな言いかたかもしれませんが、人間がAIと勝負するなら心の力によって勝負すべきなのです。

やがて人類そっくりのアンドロイドが出現しても、人類の武器は「心」から生み出されるものであることは間違いありません。

 

お読みいただきありがとうございました。